田村徹について

田村徹氏は今現在78歳の音楽家でして、日本の音楽史にも大きな影響を与えてきた人物です。

経歴がとても素晴らしいのが特徴でして、誕生したのは海外で、戦争が終わったのを機に日本に帰国し、大学にも進学しています。
この時代に大学に進学して学ぶというのはとてもレアケースだったはずです。
武蔵野音楽大学の作曲科に入学し、そこで作曲に関する専門的なことをしっかりと学び、卒業した後にも師匠を見つけて学び続けていました。
ちなみに師匠は、クラウス・プリングスハイム氏、渡辺浦人氏などとなっています。
複数の優秀な師匠の下で勉強することによって、力を付けていったのでしょう。

数多くの曲を作っている田村徹氏ですが、代表的なものは「ピアノによる風土記」「筑後地方の俗楽によるコンポジッション」「南の島の俳句歳時記」「句を読むように筝を弾き」などでしょう。
紹介しきれないくらいの曲数がありますし、そのいずれも素晴らしい音色です。

田村徹氏の特徴としては、多くの学校の校歌を作っているということでしょうか。
東京、千葉県、そして育った福岡県にある学校の校歌を全部で10も作曲しています。(幼稚園の歌も含む)
自ら作曲をして曲を世に送り出すこと自体はそこまで難しくはありませんが、校歌の作曲というのは本当に実力があって、知名度がないと依頼されないので、やはり田村徹氏は素晴らしい実績を有しているのです。

そんな田村徹氏は、TBS賞特賞を獲得したり、日本音楽コンクールで上位に入ったりなどもしています。
また名誉教授であり、理事長を務めるなど、武蔵野音楽大学の卒業生の中でも特に優秀だったのではないでしょうか。
作る曲が素晴らしいだけではなくて、様々な役職に就き、後進に教育を施すなどもかなり評価されています。

2009年には「田村徹作品集」も発売されましたが、残念ながら今は手に入りにくい状況となっています。
田村徹氏が作曲を行った曲を複数人のピアニストが演奏をしているというCD作品です。

そして実は、田村徹氏の奥様はピアニスト、そして娘さん(娘さんの夫も有名人)は画家ということもあり、まさに芸術一家といえるでしょう。

40年ほど昔の書籍にはなりますが、田村徹氏は「受験生の為の~」というシリーズの本を執筆しています。
またそれ以後も複数冊を著作するなど、マルチな活躍を見せてくれていますよ。

武蔵野音楽大学随一の有名作曲家、編曲家だといえるでしょうね。